【両替】スーパーで両替はできる?小銭、レジ、拒否される?法律があるの?

両替情報

近年は政府によるポイント還元や決済アプリのポイント還元などの後押しで、キャッシュレス化もかなり進んだ印象ですが、やはり現金をお使いの方や現金を利用する場面も多いですよね。日本の慣習からして冠婚葬祭は現金をつつむものですので、新札やピン札の準備などが必要なシーンもあります。

また、近年の感染症による影響で、現金のお支払いの際はなるべくお釣りが出ないよう求められることも多く感じます。

やはり私たちの生活にまだまだ現金両替は必要なようですね。

両替といえば銀行業務の管轄といったイメージですが、土日や祝日など銀行の営業時間外で両替ができずに困った経験をされたことのある方も多いのではないでしょうか?

今回は身近で利用率も高いスーパーマーケットで両替はできるのか調査してみました!

スーパーのレジで両替できる?

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基本的にスーパーマーケットのレジでは両替を受け付けていません。

両替はスーパーマーケットの業務の範疇ではありません。昨今は現金を扱う業務を担う銀行でさえ、キャッシュレス化に伴って両替に手数料が発生するようになっているため、そもそも業務外のスーパーマーケットでの両替は難しいかと思います。レジは当然、お客様の商品購入のための場なので、業務外の両替でレジを圧迫してしまっては元も子もありませんよね。

詳しい理由を以下で説明していきます!

理由は?

◎両替は業務外
先程触れたように、両替はスーパーマーケットの業務の範疇ではありません。銀行で両替をするときでさえ手数料がかかってしまうということは、スーパーマーケットがレジに置いている釣り銭も当然手数料を払って準備しているものなので、サービスで両替を行ってしまうとスーパーマーケット側は損をしてしまうのです。

◎防犯やトラブル防止のため
スーパーマーケットのレジはお客様との距離が近く、手を伸ばせば届く範囲にあります。そのため、会計時以外に不用意にレジを開けることは、金銭の強奪を誘発してしまうことにも繋がりかねません。実際に、両替を承った店舗で金銭が強奪されるという事件も起きているようです。もちろん店側の善意につけこんで盗む側に非があるのですが、回避できるのであればそうするに越したことはありませんね。
また、両替の際の受け渡し額の間違いなど、トラブルが起こる可能性も高くなってしまいます。店員側が間違えてしまう可能性も否めませんが、いくら店員が正確に数えて渡していたとしても、どうしても客側の主張が通ってしまうため、両替詐欺の多発といったケースも耳にします。
その他、偽札利用の標的にされてしまうといった懸念もあります。昨今は銀行での両替も機械を通すことがほとんどですので、いくら精巧に作られた偽札でも機械からはじかれてしまいます。商品購入での会計の際も機械式のレジに通すため、偽札ははじかれてしまうようにできています。ですが、レジで両替を行うとなれば、手作業でレジを開け、指定金額分のお金を手渡しとなるため、偽札を利用しやすくなってしまうのです。

◎釣り銭切れの防止
レジで準備している釣り銭も、店側は定期的に確認して切らさないようにしていますが、会計のたびに当然増減するため、タイミングが悪いと切らしてしまうこともあります。小銭は切らしてしまうと会計ができないので比較的多めに準備がされていますが、特に5000円札などの高額紙幣は防犯上の理由から必要最低限しかレジに入れていません。釣り銭が切れてしまえば会計ができず、業務が滞ってしまうため、店側は不利益となってしまうのです。

こうしたリスクを負ってまで、スーパーマーケットが両替をするメリットは一つも見当たらないので、どうやら今後もスーパーマーケットで両替をするのは難しそうですね…。

 

スーパーで両替はできない?

ただ、状況によっては一部両替を受け付けてもらえる場合もあります。

たとえば、一万円札を千円札に両替したいという際は、少額でもお買い物をした上で、釣り銭をすべて千円札にしてもらえないか交渉してみると、受け付けてもらえる可能性が高いです。もちろん、店員さんからすると手間にはなってしまうのですが、「会計」という業務上でのこととなるので、何も買わずに両替を頼むよりは店員さんの手間や防犯リスクも少なくなります。

また、大きなスーパーマーケットではサービスカウンターが設置されている場所もあり、そちらで受け付けてもらえる可能性もあるため、「わざわざレジに並ぶなんて…」「断られるかもしれない」と気になる方はまずはそちらにお声掛けされることをおすすめします。

ただいずれにしてもスーパーマーケットでの両替は業務外で、受け付けてもらえる場合もあくまでお店側の厚意ですので、無理なお願いにならないようお気をつけくださいね。

一度のお買い物に使える小銭の枚数は決まっている?

一度のお買い物に使える小銭の枚数はじつは決まっているのです。

「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」7条には、「貨幣は、額面価格の20倍までを限り、法貨として通用する」と書かれています。一度に利用できる硬貨は、各種類20枚までで、これを超える数の硬貨での支払いは店側の判断で拒否することができます。多量の硬貨で支払われた場合、計算や保管に手間がかかってしまうため、このように法律で定められているようです。

店側が受け取ってくれるという場合は特に問題にはならないようですが、お互いの間違いやトラブルの防止のためにも、大量の小銭を使用したお支払いは避けたほうがよさそうですね。

今回は身近で利用率も高いスーパーマーケットで両替はできるのか調査してみました!両替はスーパーマーケットの業務外ですので、お互いにトラブルを発生させないためにも、避けたほうがよさそうです。紙幣を崩したい等の場合はお買い物をされた上で店員さんにお声掛けをするのが無難なようですね!
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