旅行や出張などで海外に行ったとき、海外で使用した外貨の残りをそのまま財布に残してしまっている方や、帰国後に外貨のままお金を持ち帰ってしまって日本円に両替しなくちゃ！なんて慌てたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか？
外貨両替は空港や駅などさまざまな場所で日本円に両替することができますが、忙しい日常で中々両替に行けない！なんて方もいるのではないでしょうか。そんなとき身近に近々海外へ旅行や出張に行く予定がある知人などがいた場合に外貨の両替をしてあげると知人にとっても自身にとっても大変便利ですよね。しかし、個人間で外貨両替は行っても問題はないのでしょうか？
そこで今回は外貨両替は個人間で行っても良いのかや、パチンコ店やゲームセンターでお店の利用目的外の両替行為の違法性などさまざまな両替の違法性について調査してみました！
個人間で両替、外貨両替するのは違法？
旅行や出張などで海外から戻ってきたとき、うっかり外貨を日本円に両替するのを忘れてしまったなんて経験はありませんか？外貨が少額だった場合わざわざ銀行など外貨両替ができる場所に出向くのが面倒に感じますよね。そんな時、個人間で外貨両替をすることは法律に触れるのでしょうか？
外貨の両替などを行う外国為替業務は、1998年4月以降に外国為替銀行制度・指定証券会社制度・両替商制度が廃止され、外国為替業務に着目した規制が廃止されています。つまり銀行以外の人でも自由に外貨の売買を業務としても行うことが可能となっています。
例）
★ 旅行や海外出張などで持ち帰った外国通貨を個人間で交換
★ 一般商店店頭で外貨両替・トラベラーズチェックを販売等
以上のようなことが可能となっています。
個人間で外貨両替を行うことは違法ではありません。
パチンコ店やゲームセンターで両替するのは違法？
パチンコ店やゲームセンターに設置されている両替機などでそのお店の利用をせずに両替だけする行為は違法なのでしょうか？早速調査してみました。
結論からお伝えすると・・・パチンコ店やゲームセンターでの両替機の利用はその施設での遊戯目的以外で利用するための両替以外は禁止されていますが違法ではありません。
パチンコ店やゲームセンターでその施設を利用する目的以外で両替をすること自体を禁止する法律はありません。
違法となる両替まとめ
外貨両替では個人間で行う両替行為は違法ではありませんし、パチンコ店やゲームセンターで両替する行為自体は違法でもなんでもありません。しかし利用方法によって間違った利用目的であった場合は違法となる場合があります。
みなさんはゲームセンターの両替機に「当店をご利用目的以外での両替は固くお断りいたします」と書かれた張り紙を見たことはありませんか？万が一この張り紙があるにも関わらず利用目的外で両替をしてしまいその行為を店員さんに注意を受けた場合やその状況によってはそのお店に出入り禁止や損害賠償を求められる場合もあるようです。パチンコ店やゲームセンターではそのお店で遊戯してもらえるよう両替機を設置しています。そのため両替用の硬貨を銀行で手数料をかけて準備しています。つまり業務の為に準備している両替機をそれ以外の目的で利用された場合は業務妨害の行為にあたるというわけです。
法律上では違法ではありませんが、店側が両替を禁止し損害賠償を求めるような意思表示を張り紙などでしていた場合で、店の意思表示に背いてその遊戯施設の利用目的外で両替を行ってしまい、店側から訴訟された場合は業務妨害などの罪に問われます。
パチンコ店やゲームセンターを全く利用しないで両替だけを目的として利用するは明らかにおかしな行為ですよね。その施設の利用目的以外での両替はお勧めできませんね。
今回は外貨両替は個人間で行っても良いのかや、パチンコ店やゲームセンターでお店の利用目的外の両替行為の違法性などについてご紹介しました。迷惑両替は後を絶たず最近ゲームセンターでは店側も対抗策のひとつとして、両替の必要がない電子マネーによる決済を導入しているお店も増えてきているようです。パチンコ店やゲームセンターでの両替は、他のお客様への迷惑にも繋がりますしお店にも迷惑になりますのでを利用する目的分だけの両替を利用するという良識ある行動をとるようお勧めします。
