近年は感染症の影響や、政府によるポイント還元などの後押しで、キャッシュレス化もかなり進んだ印象ですが、やはりまだまだ現金をお使いの方や現金を利用する場面も多いですよね。
日本のキャッシュレス決済の比率は、2019年時点で26.8%。世界でキャッシュレス決済の比率第一位を誇るのは、お隣の韓国で、なんと96.4%にものぼります。現金を使っていると新札が必要な場合や細かい紙幣・小銭が必要な場合もありますし、両替ができる場所や簡単な方法を知っておくと便利です!
今回は硬貨から紙幣への両替はどこでできるのか、調査してみました!
硬貨から紙幣に両替できる場所は?
通常、両替とは紙幣から紙幣、または紙幣から硬貨への交換を指しています。
紙幣から紙幣、または紙幣から硬貨へ両替できるのは主に以下の4箇所になります!
2、銀行両替機
3、郵便局
4、コンビニエンスストア
一方で硬貨から紙幣への両替はあまり一般的でなく、「逆両替」とも呼ばれています。
とはいえ、一円玉貯金などで多くの硬貨を所有しているという方も多く、当然「逆両替」の需要はありますよね。
逆両替をしたいという場合は基本的に
2、銀行内のATMへの硬貨入金
3、ゆうちょ銀行ATMへの硬貨入金
※ 郵便局
の方法をとることとなります。
硬貨から紙幣へ両替できる場所は銀行もしくは郵便局だということになりそうですね。
1、銀行窓口での両替
両替を行うのは銀行窓口が最も一般的です。窓口で両替用紙に必要な金額を記入すれば、必要な金額を必要な枚数分両替してもらうことができます。交換する枚数が多い場合は手数料が発生する可能性がありますので、ご利用の銀行でご確認ください。
また、窓口の営業は9時から15時となっている銀行がほとんどですので、お時間に余裕を持って行かれてくださいね。
2、銀行内のATMへの硬貨入金
こちらはATMの硬貨投入口から硬貨を投入し、自身の口座に入金した金額分を紙幣として引き出すというやり方です。通常の両替と若干意味合いは異なりますが、結果的に硬貨を紙幣に変えて手にすることが可能です。
硬貨投入口のあるATMは銀行内ATMのみに限られるため、コンビニエンスストアや支店のATMではこの方法は取れませんのでご注意くださいね。
また、硬貨の枚数によっては大量硬貨取引手数料が発生することもあります。
3、ゆうちょ銀行ATMへの硬貨入金
ゆうちょ銀行ATMも一般的な銀行内ATM同様、硬貨投入口から硬貨を投入し、自身の口座に入金した金額分を紙幣として引き出すという方法を取ることができます。ゆうちょ銀行ATMは手数料無料での利用が可能です。
※ 郵便局
郵便局も一部お金の取り扱いがありますので、お願いすれば両替をしてもらえる可能性があります。ただし、郵便局は業務として両替を行なっているわけではないので、あまりにも多い枚数だと迷惑になってしまいます。
銀行窓口の手数料はいくら?
以下は4大メガバンクにおける窓口両替の手数料です。
お取り扱い枚数 | 三菱UFJ銀行 | 三井住友銀行 | みずほ銀行 | りそな銀行 | |
1〜10枚 | 口座所有 | 無料 | 220円 | 無料 | 無料 |
口座未所有 | 550円 | 330円 | 550円 | 550円 | |
11〜500枚 | 550円 | 770円 | 550円 | 550円 | |
501〜1000枚 | 500枚毎に 550円加算 | 1540円 | 1320円 | 1100円 | |
1001枚以上 | 500枚毎に 770円加算 | 500枚毎に 660円加算 | 500枚毎に 550円加算 |
この場合のお取り扱い枚数とは、お預かり金の枚数またはお受け取りになる金種の枚数、いずれか多い方の枚数を指しています。
硬貨から紙幣に両替する場合はどうしても枚数が多くなってしまう可能性が高いですね。もし1円玉硬貨1000枚を千円札紙幣1枚に両替したいという場合は両替手数料のほうが高くなってしまいます。
一方、先ほども言及しましたが、銀行内のATMに小銭を入金する場合、銀行によっては大量硬貨お取り扱い分の料金が発生することもあります。
両替をされる際は手数料や大量硬貨お取り扱い料金をご確認の上、お持ちの金額と照らし合わせてみてくださいね。
土日に硬貨から紙幣に両替できる場所は?
ただ、銀行の営業は平日の9時から15時までとなっているところが多く、土日の両替はできないようです。
銀行ATMも硬貨取り扱いは銀行営業時間に準じているため、こちらの利用も難しそうですね。
となると、土日に硬貨から紙幣に両替できるのは郵便局またはゆうちょ銀行ATMに限られそうです。
ただ、大型の店舗以外はお取り扱い休止や休業という可能性が高いので、お近くの店舗をご確認くださいね。
手数料をかけずに硬貨から紙幣に両替する方法とは?
銀行窓口、銀行内ATMの利用は枚数によってはどうしても手数料が発生してしまいます。
手数料をかけないようにするためには、先ほどご紹介したようにゆうちょ銀行ATMへの硬貨入金が最適です!
ただしこちらはご自身の口座を利用する方法ですので、ゆうちょ銀行の口座を所有していることが絶対条件となります。また、お近くのゆうちょ銀行ATMが硬貨のお取り扱いがあるかは事前にご確認くださいね。
今回は硬貨から紙幣への両替はどこでできるのか、調査してみました!
紙幣から紙幣や紙幣から硬貨への両替に比べると方法は限られてきますが、工夫次第で手数料をかけずに両替することも可能だということが分かりました。もし硬貨を大量にお持ちで、扱いに困っているという方はこれを機に両替されてみてはどうでしょうか?