コツコツと貯金箱に貯めた大量の小銭、みなさんはどうしていますが?小銭が必要なときなどに少しづつ利用する以外大量に貯まった小銭をそのままお買い物に利用するのは大変ですよね。貯まった大量の小銭は紙幣り両替してまとめてから使いたいですよね。みなさんは小銭をお札に逆両替するときはどのような方法を利用されているのでしょうか?今回は大量に貯まった小銭をお札に替える「逆両替」について調査してみました。
小銭をお札に替える両替機はどこにある?
小銭をお札に替えることができる「両替機」はどこにあるのか調査してみました!
お金というと、まず真っ先に「銀行」が思い浮かびますが、銀行ではどのようにすれば小銭をお札に両替することができるのでしょうか?小銭をお札に替えることができる両替機は設置されているのでしょうか?
ここではみずほ銀行を例にご紹介しますが、銀行店舗内に両替機が設置されている店舗があります。この両替機ではお札を細かく両替したり、小銭をお札に両替したりすることが可能となっていますが、利用するためにはみずほ銀行に口座を持っていれば両替機を利用することが可能となっています。但し利用するときには利用する硬貨や紙幣の枚数によって「両替手数料」がかかります。そして利用枚数に応じて無料~1,980円の手数料がかかってしまいます。
街のいたる所にあり、さまざまなサービスを提供しているコンビニでは、小銭をお札に替えることができる「両替機」は設置されているのでしょうか?
コンビニにはATMが設置されていますが、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなどのコンビニに設置されているATM機械には残念ながら小銭を投入できる小銭投入口がありませんので小銭を紙幣に替えることはできません。コンビニATMで小銭をお札に替えることができれば、コンビニはほとんどの店舗が基本的に24時間営業しているので時間帯を問わず利用することができるので大変便利ですよね。
コンビニには残念ながら両替機は設置されていませんでしたが、みなさんは「Coinstar」をご存じでしょうか?まだまだ全国的には導入が少ない状態ではありますが、東京や神奈川県などでは以下の両替機械の「Coinstar」が設置されているお店があります。
引用:https://www.coinstar.jp/
このCoinstarは小銭をお札に替えることができる両替機です。
コインスター社(本社:アメリカワシントン州ベルビュー、CEO:Jim Gaherity)は、アメリカ発のコイン換金機「Coinstar(R)(コインスター)」を、合同会社西友が運営する西友福生店、リヴィンよこすか店の2店舗にて1月15日(水)にサービス開始いたします。
引用:http://www.sankeibiz.jp/business/news/200115/prl2001151014030-n1.htm
上記以外にも総合スーパーのユニーでは2018年7月に横浜市内の3店舗にCoinstarを設置していて、年々Coinstarを設置しているお店が増えています。
小銭をお札に替える手数料は?
銀行では窓口やATMで小銭を紙幣に交換することができます。しかし利用するためには、利用したい銀行に口座を持っていることが条件となっています。
ここではみずほ銀行を例にして手数料をご紹介します。
みずほ銀行窓口手数料一覧
紙幣・硬貨の枚数 ※取り扱い枚数算出基準は両替前枚数、両替後枚数のいずれか多い枚数が基準となり、新券の取り扱いも枚数に含む。 (同一金種新券への交換、金種指定のない新券による払戻を含む) | 1枚~10枚 | みずほ銀行に口座を持っているお客様 (利用者本人の通帳もしくはキャッシュカードを窓口へ提示が必要で手数料無料での対応は1人1日1回限り) 無料 |
上記以外 550円 | ||
11~500枚 | 550円 | |
501枚以上 | 1,320円 (以降500枚ごとに660円) |
みずほ銀行以外の銀行も調査してみましたが、りそな銀行や三井住友銀行などの他の銀行でも両替を利用したい銀行に預金口座を持っていることが利用条件となっていました。
では銀行店舗内に設置されている両替機の手数料はいくらかかるのでしょうか?
利用した硬貨の枚数 ・ATMでの利用は手数料無料。 ・一度の利用で伝票を複数枚にわける場合、合算した硬貨枚数に応じた手数料がかかり、硬貨算定後に取引をやめる場合や金額の変更も手数料が発生する。 | 1~100枚 | 無料 |
101~500枚 | 550円 | |
501~1,000枚 | 1,320円 | |
1,001枚~ | 1,980円 (以降500枚毎660円を加算) |
利用する枚数に応じて上記の手数料がかかります。
前項目でご紹介した両替機の「Coinstar」手数料についてもご紹介しておきます。
Coinstarを利用する際の手数料は、9.9%の硬貨処理手数料がかかります。決して安い手数料ではないですが、量販店などのお店に設置されているのでわざわざ銀行に行く手間も省け、設置店舗がお近くにある場合はお買い物ついでに利用できるので便利ですね。
無料で替える方法は?
手数料が不要で硬貨を紙幣に替える方法としてはお持ちの銀行口座に小銭を入金して紙幣で引き出すという方法があります。以前はどこの銀行でも窓口やATMでご自分の口座への入金は手数料無料で入金することができていました。しかし、現在は硬貨を預金口座へ入金する場合に手数料がかかるようになっています。それは「大量硬貨取扱手数料」、「硬貨入金整理手数料」というものです。利用する銀行によって硬貨の枚数や手数料にそれぞれ違いがあります。
みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行について調査してみました。
【みずほ銀行】
利用した硬貨の枚数 ・ATMでの利用は手数料無料。 ・一度の利用で伝票を複数枚にわける場合、合算した硬貨枚数に応じた手数料がかかり、硬貨算定後に取引をやめる場合や金額の変更も手数料が発生する。 | 1~100枚 | 無料 |
101~500枚 | 550円 | |
501~1,000枚 | 1,320円 | |
1,001枚~ | 1,980円 (以降500枚毎660円を加算) |
【三井住友銀行】
硬貨の枚数 | 手数料金額 |
300枚まで | 無料 |
301~500枚 | 550円(税込) |
501~1,000枚 | 1,100円(税込) |
1,001枚以上 | 500枚につき550円加算(税込) |
ATM利用の場合
・窓口に併設されたATMのみ利用可能
・1回で入金できる硬貨は100枚まで(手数料無料)
【りそな銀行】
1~1,000枚 | 1,001~1,500枚 | |
窓口での入金 | 550円(税込) | 1,100円 1,501枚以降500枚毎に550円を加算 |
1日1回、硬貨500枚の入金は手数料無料で2回目から手数料が発生する。
ATM利用の場合
・窓口に併設されたATMのみ利用可能
・1回で入金できる硬貨は100枚まで(手数料無料)
3つの銀行の手数料は上記のようになっていて無料で利用するには枚数に制限があり全てが利用する銀行に口座を持っていることが必要です。
土日に小銭をお札に替えられるところは?
平日に小銭をお札に替えられるところは銀行や銀行に設置されているATMなどで可能ですが、では土曜や日曜にはどこで小銭をお札に替えることができるのでしょうか?早速調査してみました。
銀行は土日などは営業していない為利用することができません。そうなるとATMを利用するしかないのですが土日で硬貨を投入できるATMはあるのでしょうか?まず硬貨が投入できるATMがある金融機関は以下の銀行です。
★ 三菱UFJ銀行
★ 三井住友銀行
★ みずほ銀行
★ りそな銀行
★ ゆうちょ銀行
以上の金融機関ATMでは硬貨の取扱が行えます。上記5つのATMでは土日も利用することはできるのか調査したところ土日に硬貨をATMで利用できるのは「ゆうちょ銀行ATM」1つだけでした。
ゆうちょ銀行ATMで利用できる時間は9:00~17:00の間となっています。
しかし小銭をお札に替える方法は、ATMで逆両替できるのではなくご自分の持っているゆうちょ銀行の預金口座に入金し預金からお札で引き出しをする方法になるので、ゆうちょ銀行の口座を持っている方のみが利用できる方法になります。そして利用できるゆうちょ銀行ATMはゆうちょ銀行や郵便局に設置されているATMのみでファミリーマート等に設置されている小型ATMではこの方法は利用することができません。
ATMご利用におけるご注意
ゆうちょ銀行や郵便局等に設置しているATM
〇平日であっても、日曜日・休日の翌日の場合、最長で7時からのお取り扱い開始となります。
〇連休の場合は、連休2日目から最終日までのお取り扱い時間は、最長で7時~21時までです。
〇平日の7時以前と21時以降、土曜日、日曜日・休日の9時以前と17時以降は硬貨によるお取り扱いはできません。
〇駅やショッピングセンター等に設置している店舗外設置ATMは以下のお取り扱いはできません。
・硬貨でのお取り扱い
・払込み用紙による通常払込みファミリーマート等に設置している小型ATM
〇通帳・硬貨でのお取り扱いはできません。
〇第3月曜日の取り扱い開始時間は、7時からのお取り扱い開始となります。(設置場所の営業時間に準じて、7時以降に営業を開始する場合があります。)
引用:https://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/access/atm/kj_acs_atm_goriyo.html
今回は小銭をお札に替える両替機はどこにあるのかなどについてご紹介いたしました。硬貨をお札に替える方法は銀行窓口やATMを利用したりとさまざまな方法がありました。キャッシュレス化が進みほとんどのお買い物やお支払いでスマホやクレジットカードなどで簡単に決済できますが、それでもまだまだ現金で利用しなければならないものもたくさんあり、お釣りなどで小銭は貯まってしまうものです。手数料をかけずに賢くお札に替えたいですね!