郵便局は両替商?
両替商という言葉をみなさんは耳にしたことはあるでしょうか。両替商の歴史は古く古代ギリシアの都市国家であるポリスにおいて両替商が出現したといわれているようです。では、現在の両替商とはどんなものなのでしょうか。
両替商(りょうがえしょう)とは、両替や金融などたくさんの仕事をこなす商店あるいは商人婦人のことである。
古くから国境を越えた貿易は盛んであり、外貨両替、金融などを扱う両替商が多く存在した。現代では主に、空港などで外貨の両替を行う店舗および窓口を指す。
日本では、室町時代を発端として江戸時代には両替商が確立し、明治時代以降は両替商は銀行として金融業務を行うようになって、この銀行を両替商という場合もあるようです。
では、銀行などが行っている業務の外貨両替や金融を両替商というならば、郵便局は両替商なのでしょうか。
平成10年の外為法改正までは両替業務を行う場合には大蔵大臣の許可が必要でした。しかし現在は1ヶ月の取引合計額が100万円相当額を超える両替業者は財務省への報告が必要となっていますが、両替業務は自由に行うことができるようになっています。
郵便局は両替業務を行っているのでしょうか・・・。
郵便局では、業務としての両替は行っていません。そして、以前は行っていた外貨両替についても2020年12月30日をもって外貨両替の業務も終了しています。
株式会社ゆうちょ銀行(東京都千代田区、取締役兼代表執行役社長 池田 憲人、以下「ゆうちょ銀行」)
および日本郵便株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長兼執行役員社長 衣川 和秀)は、
マネー・ローンダリングおよびテロ資金供与防止に向けた態勢強化の一環として、外貨両替および
国際送金に関するお取り扱いを変更いたします。
お客さまにはご不便をおかけいたしますが、何とぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。
1 外貨両替
2020 年 12 月 30 日(水)をもって、郵便局での外貨両替のお取り扱いを終了いたします。
なお、ゆうちょ銀行直営店では引き続きお取り扱いいたします。
※ お取り扱いを終了する郵便局では、2020 年 9 月 4 日(金)から、窓口などでもお知らせいたします。
引用:https://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2020/00_honsha/0904_01_01.pdf
郵便局では、2020年12月30日までは外貨両替業務を行っていたので両替商でしたが、現在の郵便局では両替の業務も外貨両替も行っていないので両替商とは言えませんね。
現在、両替商はどこにある?
現在、両替商とは銀行やそのほか、金融業務を行う機関などを両替商とよびます。
平成10年の外為法改正までは両替業務を行う場合には大蔵大臣の許可が必要でした。しかし現在は財務省の許可などは必要なく、1ヶ月の取引合計額が100万円相当額を超える両替業者は財務省への報告が必要ですが、それ以外は自由に両替業務を行うことができます。
両替商は私たちの街の至るところ、日常の中にたくさんあります。銀行や空港などに設けられている外貨両替窓口など様々な場所に両替商があります。