日本のキャッシュレス決済の比率は、2019年時点で26.8%。世界でキャッシュレス決済の比率第一位を誇るのはお隣の韓国で、なんと96.4%です。近年は政府によるポイント還元などの後押しで、キャッシュレス化もかなり進んでいる印象ですが、やはりまだまだ現金をお使いの方も多いですよね。
こうした情勢の中で現金両替の手数料が値上がりしてしまった銀行があるのはご存知でしたか?
手数料も回数を重ねると軽視できない金額になってしまいますよね。
今回は地方銀行の両替手数料情報についてまとめてみました!
足利銀行の両替手数料は?
足利銀行は、めぶきフィナンシャルグループの傘下で、栃木県宇都宮市に本店を置く地方銀行です。創業は明治28年と、かなり歴史のある銀行のようですね。当時の栃木県足利郡足利町で営業を開始されたことから「足利銀行」との名前がついたようです。
栃木県・群馬県・埼玉県・東京都・茨城県・福島県に店舗を置き、出張所も合わせるとその数143店舗となります。お近くにお住まいの方には「あしぎん」の愛称のほうが馴染みがあるかもしれないですね。
それでは足利銀行、通称「あしぎん」の両替手数料を見てみましょう。
お取り扱い枚数 | 両替手数料 | |
1枚〜50枚 | 口座所有 | 無料 |
口座未所有 | 540円 | |
51枚〜500枚 | 540円 | |
501枚〜1000枚 | 1080円 | |
1001枚〜 | 1620円 以降500枚ごとに 540円加算 |
お取り扱い枚数は両替前と両替後いずれかの枚数が多い方が基準です。
お手持ちの硬貨を一万円紙幣1枚に両替するという場合も、両替前のお手持ちの硬貨が一円玉1万枚であればお取り扱い枚数は1万枚で、手数料は11000円とかなりの高額になってしまいます。
ただ、口座を所有していれば1日1回、50枚までなら無料というのは魅力的ですね。
大手の銀行と手数料を比較?
足利銀行の両替手数料は他の銀行と比べて高額なのでしょうか?
大手の銀行のものと比べてみましょう。
今回はいわゆる4大メガバンクと呼ばれる「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」「みずほ銀行」「りそな銀行」を大手銀行として挙げています。
お取り扱い枚数 | 三菱UFJ銀行 | 三井住友銀行 | みずほ銀行 | りそな銀行 | |
1〜10枚 | 口座所有 | 無料 | 220円 | 無料 | 無料 |
口座未所有 | 550円 | 330円 | 550円 | 550円 | |
11〜500枚 | 550円 | 770円 | 550円 | 550円 | |
501〜1000枚 | 500枚毎に 550円加算 | 1540円 | 1320円 | 1100円 | |
1001枚以上 | 500枚毎に 770円加算 | 500枚毎に 660円加算 | 500枚毎に 550円加算 |
三井住友銀行を除く3銀行は、該当銀行の口座をお持ちの場合手数料が無料になるようですが、それも10枚までとかなり限られた枚数となっています。こちらは足利銀行と同じ対応ですね。
4大メガバンクと足利銀行の両替手数料を比較してみると、全体的に足利銀行の方が両替手数料がお安くなっています。
特に口座をお持ちの方でしたら50枚まで両替手数料無料と、他のメガバンクにはない利点もあります。
お近くにお住まいの方は積極的に足利銀行を利用していきたいですね。
・三菱UFJ銀行(2018年4月〜)
・みずほ銀行(2019年10月〜)
・三井住友銀行(2020年2月〜)
・りそな銀行(2021年1月〜)
ただ、上記のようにいわゆる4大メガバンクが両替手数料を値上げしたのはここ最近のことであり、地方銀行もそのあおりを受けて今後も値上がりする可能性があるかもしれません。
足利銀行で外貨両替はできる?
足利銀行で外貨両替はできます。ただ、お取り扱いがあるのは栃木県内の29店舗のみ。
以下を参照ください。
市町村 | 店舗名 |
---|---|
宇都宮市 | 本店営業部 宇都宮中央支店 峰町支店 江曽島支店 宇都宮東支店 |
足利市 | 足利支店 東支店 |
佐野市 | 佐野支店 田沼支店 |
栃木市 | 栃木支店 |
小山市 | 小山支店 小山東支店 |
下野市 | 石橋支店 自治医大出張所 南河内支店 |
河内郡上三川町 | 上三川支店 |
下都賀郡壬生町 | おもちゃのまち支店 |
鹿沼市 | 鹿沼支店 |
日光市 | 今市支店 日光支店 |
さくら市 | 氏家支店 |
塩谷郡高根沢町 | 宝積寺支店 |
大田原市 | 大田原支店 |
矢板市 | 矢板支店 |
那須塩原市 | 西那須野支店 黒磯支店 |
真岡市 | 真岡支店 |
那須烏山市 | 烏山支店 |
芳賀郡芳賀町 | 芳賀支店 |